インプラントによる治療|品川区大井町の歯医者ならクレール歯科クリニック 大井町駅直結、土日祝診療

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歯が抜けてしまった インプラントによる治療

IMPLANT インプラントとは

インプラントとは

インプラントによる治療は、歯周病などで歯を失った部分の顎骨に『インプラント』という人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けて歯の機能性と審美性を取り戻す治療です。

インプラントは、チタンという人体になじみやすい金属でできています。そのため、顎骨としっかり結合し、外れたりずれたりすることなく、自分の歯のように強い力で噛むことができます。
その上に取り付ける人工歯は、セラミックという白い陶材でできています。自然な質感を再現でき、自分の歯のような美しい見た目に仕上がります。

失った歯に代わる人工歯をつくるという点では入れ歯やブリッジと同じですが、歯や歯肉だけでなく、その下の歯根からつくるという点で、入れ歯やブリッジと大きく異なります。

世界的なシェアをもつ『Straumann®デンタルインプラント』を採用しています

インプラントとは

インプラントには国産・外国産を問わず多くの種類があります。日本でも50社以上のインプラントメーカーが存在しますが、材質や構造などにそれぞれ特徴があります。
将来的にご自身のお口の一部となるものなので、「自分の口の中のインプラントはどんなものなんだろう…」という疑問をもたずにすむよう、信頼性のあるインプラントを使っている歯科医院で治療を受けるようにしましょう。

インプラントはチタンという金属でできています。それが骨に結合することが発見されてから多くの研究を経て、1965年にスクリュー型(ネジのような形)のインプラントを用いて、人への臨床応用が開始されました。

Straumann®(ストローマン)はそのインプラント創世記から長年にわたる研究開発と充実した検査体制のもと、グローバルに活動する非営利学術組織とのパートナーシップにより、学術的に裏付けのある製品を提供しています。その長年にわたる研鑽の積み重ねにより、今日では世界シェアNo.1のメーカーとして、多くの患者さまへのより良い治療に貢献しています。

ストローマンインプラントの特徴

現在、インプラントによる治療は長年の研究により安全性に優れた治療方法となっています。多くのメーカーがインプラントの研究開発をしており、いずれも10年予後90%以上の成功率を保っています。しかしクレール歯科クリニックでは、患者さまにより良い治療を受けていただくために、以下の理由でStraumann®のインプラントを採用しています。

○短期の治療が可能

通常インプラントによる治療では、1回目の手術の後3ヵ月ほどで2回目の手術を行なってから被せ物の型をとるので、噛めるようになるまで3~6ヵ月ほどの期間がかかります。当院で採用しているStraumann®のインプラントは、1回目の手術の後、最短1.5ヵ月ほどで被せ物の型がとれます。

○被せ物の修理が可能

Straumann®のインプラントは、超精密な極小のネジで固定しているため、被せ物が破損した場合は被せ物だけ外して修理や再作製ができます。また専用器具によりすぐ外せるので、メンテナンスも時間をかけずに行なえます。

○統一された規格性

Straumann®は、統一されたシステムを構築しているため、同社の製品同士で優れた互換性があります。国内でも多くの歯科医院が導入しています。当院でインプラントによる治療を受けていただいてから長期間経過し、万が一トラブルが起きても、また事情により当院に通えなくなったとしても、Straumann®のインプラントを採用している歯科医院を見つけやすいので安心です。

○ジルコニアとの合金による高い強度

従来のインプラントはチタンでできていましたが、Straumann®の新しいインプラントはRoxolid®とよばれるチタン・ジルコニウム合金(チタンと人工ダイアモンド『ジルコニア』との合金)で、従来よりも20%以上耐久性に優れたものになっています。

インプラントによる治療のメリット・デメリット

インプラントによる治療のメリット・デメリット

インプラントによる治療には多数のメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。メリットだけでなく、デメリットもきちんと理解して納得したうえで治療を受けることが大切です。

インプラントによる治療のメリット

  • 硬いものでも力を入れてしっかりと噛める
  • 周りの歯になじむ自然な見た目に仕上がる
  • 口の中で異物感がない
  • ずれやがたつきがない
  • 健康な歯を削る必要がない

インプラントによる治療のデメリット

  • 外科手術が必要なので、身体への負担が大きい
  • 顎骨とインプラントが結合するまで待つので、治療期間が長くなる
  • 日ごろのケアだけでなく、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要
  • 糖尿病・心臓病・高血圧など全身疾患のある方は、治療を受けられない場合がある
  • 自費診療なので、治療費が高額になる

インプラントによる治療のリスク

インプラントによる治療のリスク

インプラントによる治療は外科手術をともなうので、リスクがまったくないわけではありません。治療を受けるにあたり、以下のようなリスクが生じる場合があることも知っておきましょう。

・顎骨の穴を不適切な方向にあけると、隣の歯・骨・神経や血管などを損傷することがある
・上顎を治療する場合、鼻や上顎洞(鼻の横の空洞)にインプラントが貫通することがある
・技術不足の歯科医師が手術を行なう場合、失敗することがある
・歯磨き指導をはじめとする衛生指導がきちんとできておらず、衛生状態が悪くなることがある

インプラントによる治療には、以上のようなリスクが生じる可能性がありますが、これらはほとんど検査・診断・治療技術・治療経験などの人為的な問題によるものです。
人間が行なう治療である限り、安全性を100%保証することは困難ですが、限りなく安全性に優れた治療を行なうことが大前提であり、そのためには歯科医師が経験と実績を日々積み重ねていく必要があります。

インプラントによる治療のリスク

インプラントによる治療のリスクを回避するための安全対策

一般的に、インプラントによる治療は1人の歯科医師が治療することがほとんどですが、当院では場合によっては2人以上で手術を行なっています。
また、多くの検査を行ない、それらを総合的に見てさまざまな角度から検討し、その方にとっていちばん安全だと思われる方法で治療を行なっています。
このように、あらゆる部分に細心の注意を払うことでリスクを最小限に抑えられると考え、丁寧な診断・治療を行ない、多様な治療実績を築き上げています。
なお、当然のことですが、手術後にはしっかりとしたメンテナンスを行なっているので、ご安心ください。

インプラントによる治療の流れ

インプラントによる治療は、一般的に以下のような流れで行ないます。

1カウンセリング

患者さまの症状を拝見し、治療の内容・期間・費用など、インプラントによる治療の概要をご説明します。
お悩み・不安な点・ご要望などがありましたら、お気軽にお話ください。

カウンセリング

2検査・診断・治療計画

レントゲン写真撮影、口腔内写真撮影、顎骨の検査、噛み合わせの検査などを行ない、それらを総合的に見てさまざまな角度から検討し、治療計画を立てます。

検査・診断・治療計画

31次手術

歯肉を切開して顎骨に穴をあけ、インプラントを埋め込み、その頭部を歯肉で覆って縫合します。

1次手術

4治癒期間

顎骨とインプラントが結合するまで、通常約3~6ヵ月待ちます。
この期間、仮歯を使用できる場合もあります。

治癒期間

52次手術

再び歯肉を切開してインプラントの頭部を出し、そこにアバットメントという人工歯との連結部品を取り付けます。
歯肉が治るまで、通常約1~6週間待ちます。

2次手術

6人工歯の作製・装着

型をとってその方の歯の色や形状に合った人工歯をつくり、アバットメントに取り付けます。

人工歯の作製・装着

7メンテナンス

インプラントを長く快適に使い続けるために、定期的にメンテナンスを受けていただきます。

メンテナンス

インプラントによる治療のメンテナンス

メンテナンスの体制

メンテナンスの体制

インプラントを長く快適に使い続けるためには、毎食後の歯磨きなど日ごろのケアが大切です。また、年に2~6回、歯科医院でメンテナンスを受ける必要があります。
このメンテナンスを受けていただくことによって、お口の病気やインプラントのトラブルを早期発見・治療でき、インプラントを問題なく使っていただくことができるのです。このメンテナンスを受けていただけない場合、万が一インプラントに関するトラブルなどが発生しても、責任を負うことはできませんので、ご了承いただけますようお願いいたします。

メンテナンス時のチェック項目

当院の定期メンテナンスではおもに以下の項目を確認し、インプラントを長く快適にお使いいただけるよう努めています。

  • インプラント周囲炎(インプラントの周りの組織が破壊され、歯周病のような状態になること)を発症していないか
  • 人工歯が緩んでいないか
  • 歯並び・噛み合わせが適切か
  • 歯磨きなどのケアがきちんとでき、衛生状態を維持できているか

担当医に聞いてみました

興味はあるのですが、どうしても手術が怖いです。

たしかに「手術」と聞くと怖いイメージをもたれると思います。その理由の多くは、痛みへの不安から生じるものではないでしょうか。手術の多くは局所麻酔下で行ないますが、患者さまの状況によっては全身麻酔下で行なうことも可能です。 それにより、痛みのない状態で手術を行なえます。人によっては「虫歯の治療より楽だった」と言われる方もいらっしゃいます。
手術前には、治療を行なうのに十分な骨量があるかどうかなど精密な検査を行なっているので、ご安心ください。

治療費が高額なので、どうしても治療に踏み切れません。

無理に治療に踏み切る必要はありません。歯を失った部分に対する治療方法には、入れ歯やブリッジなどもあります。ただブリッジは、失った歯の隣の歯を削る必要があります。虫歯などになっていなくても、健康な歯を削るということです。削った歯は二度と取り戻せないので、自分の歯を少しでも残すことを考えると、失った部分だけの処置ですむインプラントによる治療が適切かと思われます。
インプラントによる治療を選ばれた場合、継続的にメンテナンスを受けることで何十年も使い続けられますので、そこではじめて「高額ではなかった」と実感できるのではないでしょうか。

インプラントが壊れることはありますか?

インプラントは丈夫にできていますが、噛み合わせや衝撃などにより壊れることがあります。定期的に歯科医院に通い、インプラントへの負担が大きくなっていないかチェックしてもらうことが大切です。

インプラントによる治療の一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。